修正Yale大学プロトコール
(画像なし説明書)
WEB端末からの利用
http://www.glucose-clamp.com/yale/index.html
メニュー
携帯電話などからでもOKです
インスリン調節プロトコール
特徴は、
1)血糖目標値が140-180mg/dlとしている。
2)ブドウ糖注入率変化も考慮可能である。
3)ユーティリティ付
4つのプログラムが選択可能です。
●インスリン注入率計算(Yale大学プロトコール+40)
後で詳しい説明を記載します。
ユーティリティ
●1800ルールから血糖補正量計算
●身長体重からカロリー計算
●日数計算
この3つは明らかですので、実際に操作してみてください。計算をクリックすると結果が出ます。
インスリン調節プロトコール
●インスリン注入率計算(Yale大学プロトコール+40)
右のような選択がでます。
インスリン注入ポンプ
50mLシリンジ中
生食 49.5ml
速効型インスリン 50単位
よく混和
輸液にブドウ糖を
含むものもポンプで
このような条件でインスリン注入率を血糖の変化をみながら決定します。基本的にはYale大学プロトコールで血糖ターゲットを100-140mg/dlでなく140-180mg/dlにしたものです。
設定で100-140mg/dlにすることも可能です。
同じ患者について何度も入力し、前回入力の記録が残るとその時だけ入力すればよいので、そのよう設計されています。
使用法
患者のIDが登録されていないことを確認し、それ以後はそのIDで2回以降は登録します。
IDは半角の数値が便利です。
入力した後で、設定を変更したり入力ミスの削除をすることも可能です。以下の3つの選択肢を用います。
○初回ID確認
○2回以降
IDデータチェック(削除)
施設は 埼玉医科大学総合医療センター
IDに1
を入れてみると既にデータがあります。
使ってみてください。
○初回ID確認
施設は 埼玉医科大学総合医療センター
IDに3 を入れた場合
(他に空いているIDで試してもよいです。)
ID確認へ をクリックします。
IDが未使用だと分かります。
そうでなければYaleプロトコールTOPへ
既に使用されているIDは使っていけません。
患者データ入力 をクリックします。
以下 患者基礎データを入力します。
アドバイスへ をクリックします。
メニューへ でメニューに戻ります。
○2回以降
ID確認へ をクリックします。
既に1回入力されたことが分かります。
体重の後の1は男性を示します。
入力 をクリックします。
前回入力データが示されます。
もし修正があれば修正します。
目標PGを140-180mg/dlであればこのままですが、100-140mg/dlにする場合は2を入力します。
ブドウ糖の注入率に変化があれば入力します。
計算へ をクリックします。
次回血糖測定はケースバイケースですが、安定しなければ必ず1時間後に測定します。
IDデータチェック(削除)
IDが3の場合で、ブドウ糖入り輸液が時間5/hrから4/hrに変更になるとします
その場合に前回の計算を削除して入力しなおし、計算しなおすことが可能です。
再診削除クリックで削除! をクリックします。
削除されました。
○2回以降
前述の○2回以降
と同じ入力をします。
輸液の変化を −1 g/hrとします。
計算へ をクリックします。
その他の注意
血糖変化は1分に1mg/dl程度が妥当です。それ以上であると:血糖変化が急すぎます と注意が出ます。その場合には1時間後には血糖確認が必要です。
また、アドバイスされたインスリン注入率よりも少な目の量を使用します。
一度血糖が低下しすぎる場合などにはインスリン注入率が0になりますが、その場合に血糖が上昇していれば、1つ前のインスリン注入率の記録から前のインスリン注入率から計算しなおすことがあります。
血糖の上昇しすぎやインスリン注入率が多い場合には注意が出ます。
このプログラムはインターネットから使用しますが、携帯電話などの病院内の使用が認められる方向ですので今後は病院内でも使い易くなるはずです。3Gの携帯でもポンプなどの機器からは十分離して使ってください。
またパソコンをLANなどからインターネットアクセスする場合にはこのような問題はありませんが、インターネットにアクセスできず単独のパソコンなどで使用する場合にはWEB閲覧ソフトとPHP5がインストールされこのプログラム自体がインストールされる必要があります。
このプログラムは医療従事者の個々の責任で補助的に用いてください。
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2011年3月15日
埼玉医科大学総合医療センター
内分泌・糖尿病内科 松田昌文